色の話:ネイヴィ・ブルー

シアン100、マゼンタ100、イエロー10、ブラック60のネイヴィ・ブルーは濃紺の色名。別名オックスフォード・ブルーとも呼ばれオックスフォード大学のスクール・カラーとしても有名ですが、この知的で深淵な印象のダークブルーは1993年の皇太子御成婚の、お祝いのカラーでもありました。それは、お二人が共にオックスフォード大学に留学されていたことと無縁ではないのかもしれません。

色の話: ライラック

4月の花の一つに『ライラック』がありますが、意外にも南の国から西洋に渡った花らしいですね。和名ではムラサキハシドイ。英語意外のヨーロッパの言葉ではリラですが、これは『青みがある』という意味だったとか。シアン35、マゼンタ48、イエロー32、ブラック0の優しい薄紫色がなんだかヨーロッパ的で、今ではヨーロッパの代表的な花の一つに思えてしまいます。

行った先のアート:築地にて

1月のある日、築地の料亭に行く用事がありました。お正月らしく床の間には前田青邨の美しい富士の掛け軸が飾られていました。



明治8年の創業の、こちらの料亭は、それに相応しい作品を所蔵していました。でも意外と気楽。それは、気取らずカジュアルな庶民の生活の美意識から出た江戸の粋を体現している為かも知れません。

行った先のアート: 石川県金沢市のクリニックにて

金沢市内の某クリニックでの風景。

綺麗な女性の患者さまが多く見うけられたクリニック。そんな患者層を反映してか、クリニック内には綺麗な絵が多く飾られていました。季節で掛け替えていらっしゃるようですが、3月は華やかなピンクの作品と、爽やかなグリーンの作品。また、光と溶け合った女性の絵で有名なルノアールのポスターもありました。

ポスターといえども、ぴったりな額で丁重にフレーミングされています。写真では上手く伝わらないのですが少女が座っている椅子の毛羽だった質感と、絵の中の金色の飾りがそのまま出てきたような濃紺とゴールドのピクチャーモールディング(額縁の枠になる棹材)が絶妙のバランスです。

また、かつて公衆電話があったと思われるアーチ型の壁の凹みスペースにも軽い一枚が飾られていて、気持ちが和みました。

こちらは、お花も素敵に飾られています。女性に人気があるのも頷ける配慮で、ぜひ通ってみたくなるクリニックでした。


絵を飾る: 部屋の色と絵の関係

インテリアコーディネートの基本では部屋を占める大きな部分(壁・床・カーテンなど)は最大限三色に制限しなくてはいけないと、いわれますね。でも、その他のアクセサリー(クッション・花・絵など)のカラー制限はありません。ですから、絵を部屋のカラーと合わせることに固執しなくてもいいということ。これに固執すると絵を飾ること自体が、何だか面倒になってきますからね。自然界でも色の完全な調和は無いのですから。

絵画の飾り方: 調和を作り出す

部屋の中で、絵や調度品は簡単に空間を見栄え良くする便利なアイテムです。でもこれらは部屋を引き立てるつもりで購入したのではなく、あなたが好きで集めたものでなくてはなりません。そうして集めた版画やオブジェがあるとして、それらを同じ空間に飾ろうとしたら、それらの中に何か共通する要素を見つけなければなりません。例えば大きさも使われている色もバラバラの版画が複数枚あれば同じ色でフレーミングしてみましょう。オブジェを傍らに置くならオブジェと同じ色の額縁でもいいですね。見当たらなかった調和を作り出すことが出来ます。

陶芸巡り1


陶芸の楽しみの一つに生産地を巡る楽しみがありますね。今日は京都の河井寛次郎記念館を訪れました。「暮らしが仕事 仕事が暮らし」のキャッチコピー通り静かな住宅街で続けられた仕事の現場に、ただただ圧倒されるばかりなのでした。ゆっくり堪能した後は、そのすぐそばにある田村菜山さんも、おススメです。


絵を飾ろう: 東京・池袋にて

東京・池袋で見つけた光景。複数のフレームとキャンバス、ミラーを使い上手に壁を埋めています。一つ一つは何気ないものですが、数を飾ることで見せている例ですね。

美術館に行こう: プラド美術館展

2月24日から5月27日まで上野の国立西洋美術館で開催されている『プラド美術館展』。16、17世紀の所蔵品から厳選した70点でベラスケスの傑作7点が最大の売り物。現存するベラスケスの作品、約120点のうち約4割を所蔵する同美術館の展だからベラスケス作品を見たい方にとっては見逃せない。個人的には7点の中でも『狩猟服姿のフェリペ4世』は忘れられない1点だった。狩猟服の革の質感の素晴らしさは、まさにスペイン美術の黄金期を代表する巨匠に相応しい。

他にもティツィアーノの『音楽にくつろぐヴィーナス』を思いがけず見られたことも嬉しい。ヴェネツィア派とスペイン美術の関係を今一度、考える良い機会になった。

博物館にも行こう: インターメディアテク

東京・丸の内にある『KITTE』は言わずと知れた日本郵便が運営する商業施設ですが、その2階・3階にある東京大学総合研究博物館・インターメディアテクは、列車の待ち時間で気軽に立ち寄れる良い博物館。骨格標本や剥製などなど興味はつきませんが、私のお気に入りはレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿。ダ・ヴィンチの手稿といえばイギリスのロイヤル・コレクション、アランデル手稿やビル・ゲイツが所蔵するレスター手稿が有名だけど、東大が持っているとは知らなかった。

ダ・ヴィンチの手稿を見た後、時間が許せばKITTE6階の屋上庭園から東京駅を眺め、駅に隣接する大丸のレストランフロアにあるサバティーニ・ディ・フィレンツェで軽い食事とワインを楽しみホロ酔いで列車に乗れば、東京にいながらにしてフィレンツェを旅行したみたいで楽しい。しかもインターメディアテクと屋上庭園は、なんと無料でビックリなんです。