絵画の飾り方: フックについて

ようやく出会えた、お気に入りの一枚。大切に自宅に持ち帰り、飾る場所も決め、さあいよいよ壁に取付け… 壁に釘を打つの?悩みますね。絵はやはり専用の金具で掛けましょう。

ホームセンターや画材店で簡単に手に入る、絵画用の掛け金具はフックと呼ぶことが多いです。重要なことは額の重さによって色々なサイズがあること。そして壁の材質によって使用出来るものと出来ないフックがあること。この二点です。フックを買いに行く前に、額の重さを量りましょう。1キロ用のフックに重さ2キロの額を飾るのは大変危険です。

また壁が木の場合と石膏ボードでは使用するフックの種類が違います。木の壁に取付ける為のフックを知らずに石膏ボードの壁に使用して、絵を掛けると落下する危険があります。フック購入時には説明書を良く読んで確認しましょう。

大きな作品の場合は専門の業者に頼む方が賢明です。また、年に一度は額に付いている吊り紐の点検をしましょう。経年劣化により切れる場合があります。

絵を掛ける金具ではピクチャーレールもありますが、この話はまた今度。いずれにしても絵は安全な場所に、安全に掛けましょう。

絵画の飾り方 : 自然光を意識して

絵画を飾る時は飾る予定の部屋の自然光にも注目してみましょう。時間帯や季節によってどの程度、変化するかなど一度、意識して観察してください。大切なのは1年間の内に部屋は様々な表情を見せるということ。その上で、あまり日の差さない暗い部屋には暖色の絵で暗い印象を和らげましょう。反対にバスルームなどの大きな窓のある明るい部屋にはクールな

色を。季節がわりで絵を掛け変えるのも、もちろん有りです。答えは一つではないのですから。

絵画の飾り方 : 色の作用を意識して

絵を、どの部屋に飾ろうか。そう迷ったことはありませんか?もちろんカラーコーディネートの視点は重要ですが、自分自身の好みやインスピレーションを無視してはいけません。あなたのお気に入りの一枚を、もう一度じっと見て下さい。それは何色系の絵ですか?その色目で飾る場所を決めてみるのも楽しいかもしれません。

良く言われていますが、人間に与える色の作用は大体の決まりがあるようです。例えばブルー系には頭を冴えさせる力。オレンジ系は創造性を高め、強い黄色は脳の働きを高める。グリーン系は心の安らぎやバランスとも結びつくなど。

お手元の絵がオレンジ系であれば創造性を必要とする仕事場に飾ってみたら....女性の場合キッチンですかね。ブルー系なら外出時の交通事故に注意して欲しいという想いを込めて玄関に飾ってみる とか。

おまじないみたいですが、そんな決め方で飾ってみるのも面白いと思います。

額縁の選び方 : 保存のためにも

額縁の重要な役割りに『保存』する事があります。額縁は作品を引き立てるお洋服であると同時に作品を大切に保存する役割を持っています。絵画が直射日光に弱いことは誰でもご存知だと思います。ですから直接日光が当たる場所に絵画を飾る方は誰もいないと思います。また最近は紫外線をカットするアクリルを入れる方も多いですね。それらは高価ですが、あなたのお気に入りの作品を守ってくれます。何より作品をしまい込まずに作品を見ることは作品を保護することになります。そのためにも額装して飾っておくことを、おすすめします。

額縁の選び方 : 作品の色から額を決める

住宅の部屋には沢山の色がありますね。ソファは黒、カーテンはブルー、カーペットはグリーン。壁は白。では額の色は? この難問を解決出来る一つの方法として版画やポスターのような軽いものなら絵の中のメイン色を額の色にする、という解決方法があります。ここで大切なことは色調のコーディネートですね。同じ赤でも多くの赤があるように色調のコーディネートは楽しいけれど、気長に探さなければ出会えないケースも。だからこそ、作品にぴったりな額縁に出会えた時は嬉しいものです。

お気に入りの一枚に出会い幸運にもそれを手に入れたなら、次はその作品にぴったりな額を探してみましょう。額は作品の、お洋服。ぜひ素敵な一枚を着せてください。

絵画の飾り方: 高さについて

絵画の飾り方は難しいですね。以外と多いのは壁の高い位置に飾ってしまうことでしょうか。首が痛くなってしまいますね。

一番無理のないのは目線より5度から10度、下向きと言われています。実際、美術館やギャラリーでは床から150センチに絵画の中心が来ている場合が多いような気がします。これは人間がストレス無く眺められる角度だと言われていますが、これを一般住宅に当てはめるとどうでしょう。

一般住宅には家具がありますよね。ですから、やはり一般のご家庭では、そこに住む方が一番、見やすい場所に飾るのが良いと思われます。重要なのは飾り方で作品は随分、違って見えること。例えば壁に絵画を飾る時は額の下にスペースが空いていると不安定な印象を与えると言われています。その場合は家具を下に置いてバランスを取りましょう。ひと工夫することで、作品が生き生きします。作品と対話しながら一番良くなっても見えるように演出する。これもまた一つの楽しみといえますね。

葉山からのシクラメン

作家の順子さんからシクラメンの贈り物が届いた。

私が順子さんを訪ねて行ったのは、数年前の葉山芸術祭の時。住人たち主体の、静かで質の高いフェスティバルは今も深く心に残っている。

染織作家のアトリエに吊るされていた美しい布地。泊まったホテルの窓から見えた海越しの富士。御宿からも懇意のギャラリストが来ていた。

そんな場所から来たシクラメン。美しいローズ・フランボワーズ色が、もっと映えるように葉を牛乳で拭く。どうか寒さと、海への慕いで枯れませんように。

そんな私の心配をよそに、葉山のシクラメンは雪の中で寄り添うように咲いている。




言葉のプレゼント

ガラス拭きの、お手伝いありがとう。頑張りましたね。お礼に言葉のプレゼントをあげましょう。

私が先に言うから、あなたたちは同じ言葉を、なぞるのよ。


ー蟻

ーあーりっ!


ー16メートルの蟻

ーじゅろく ねーとるの あり!


ー帽子を被って

ーぼおしをかむって


ーだけどそんなの いるわけないよ

ーいるわけないよぉ


ー車を運転する蟻 ペンギンやペリカンを乗せて

ーくゆまをうんてんする あり ぺんぎんや ぺるかんのせて


ーだけどそんなの いるわけないよ

ーいない いない


ーフランス語を喋る蟻 ラテン語や日本語も喋る

ーふらんすごをしゃべる あり やてんごや にほんごも しゃべる


ーだけどそんなの いるわけないよ

ーぜったいいない!


ーでもなぜ なぜいて悪い?


ーでもなぜ…… … ふぅぅーん おもしろぉぉい


窓はピカピカ、今夜は星がよく見える。


絵画保管方法シリーズ◆崙本画」

こんにちは、ガレリア画廊です。

今回は、日本画の保管方法をご紹介いたします。

 

 

◎額装
額装日本画は箱に入れましょう。桐箱が望ましいですが、なければボール紙の箱でも構いません。
箱に入れることで、物理的な衝撃に対するクッションとしての効果、温度や湿度の変化を緩和する効果、
水濡れによる被害防ぐ効果など、多くのメリットが生まれます。

額装日本画でも、軸装のものと同様、虫干しは必要です。

 

 

◎軸装
桐箱に入れた掛け軸は、湿気の少ないところに保管して、
年に1〜2回虫干ししていればコンディションを維持できるといいいます。虫干しは、8月の中旬から9月にかけての乾燥した時期を選んで1〜2日乾燥させましょう。

 

虫干し時の注意事項
…昭容光に当てない。
▲ーラーなどの風を直接当てない。
E濔譴亡チ腓気擦茲Δ箸靴特繁爾砲△討襪里呂茲ない。
ぜ湘戮猟磴てを選ぶ。
ゼ湘抃廚鮖箸辰銅湘戮鬟船Д奪する。

 

保管場所は、風通しのよい場所、たとえば2階の天袋などが理想です。
鉄筋コンクリート造の住居の場合は、押し入れは湿気が来やすいので、タンスの上など保管場所を選びましょう。

 

扱い方が合理的なだけでなく、鑑賞と保管も見事に調和しています。
額装は日本の風土にマッチした絵画の形態といえます。

 

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絵画保管方法シリーズ 岾┣茲諒欖品法について」

こんにちは、ガレリア画廊です。

今回は、絵画の保管方法をご紹介いたします。

 

作品を袋・箱に入れて、 直射日光の当たらない、温度・湿度変化の少ない風通しのよい場所に立てた状態で、
縦に並べて保管しましょう。時々は、袋・箱から出して風を通してあげましょう。

「やぶれ」「色落ち」「やけ」は特に致命的です。
作品が傷まないよう工夫して保管してください。

1、湿度

・風通しの悪い湿気の多い場所での長期間保存は、 絵の波うち、シミ、カビ、焼け、退色等のダメージを 発生させる恐れがありま す。

・高温多湿な気候に、鉄筋コンクリート造などで密閉されているのが日本の住宅です。
たとえば30℃の気温で湿度70%といった状態が続くと、
あっというまに紙やキャンバスは伸び縮みし、カビが発生してしまいます。
また、閉めきって暖房と加湿器をかけた冬の室内でも同様です。

日本画の適切な湿度は55%前後、油絵の適切な湿度は50%前後です。
湿度が70%を超える空間は、作品にカビが生えるなど劣化を早める原因になります。
一度発生したカビを完璧に除去するのは困難なため、
カビが生えないように予防することが一番の対策となります。
極端な多湿空間は作品にとって危険ですのでご注意ください。

 

・対策
,海泙瓩亡控い鬚掘乾いた空気を室内に入れる
調湿効果がある保存箱・調湿剤を使う
A觝櫃箜口付近には飾らない

 

2、温度

18℃〜20℃が日本画・油絵ともに適切な温度になります。
人が普段生活する範囲であれば、温度はさほど心配する必要はありません。

 

3、紫外線

・直射日光は絵画にとって天敵であり、紫外線は紙を変色させ、
絵の具を退色(色あせ)させてしまいます。
しかし変色・退色はゆっくりと進んでいくため、家で毎日眺めている所有者はなかなか気づきにくい傾向にあります。
街中でよく見るウインドウに貼ってある変色・退色したポスターと同じように、絵画も紫外線を浴び続けると変色・退色してしまいます。
飾る際には、直射日光を避けて風通しの良い場所がベターです。

・対策
…昭容光を当てない
日光が当たらない場所に飾る
紫外線カット効果のあるアクリルガラスを使う

 

4、カビ

・日本は世界中の中でも特にカビが喜ぶ高温多湿気候の国です。カビは温度28度以上、
湿度60度以上の環境が続くとまたたくまに繁殖します。
ですから、なるべく除湿に力をいれることが重要です。

・絵を掛ける場所も窓際や開口付近は避けたいものです。額装の方法でもガラスをはめ込み密封したものは、
中に湿気がたまりやすくなりますので、裏板に通気孔を開けたり、調湿剤を封入したりする工夫をしましょう。
絵の表面は何ともないのに、裏はカビだらけになっているということもありえるので、チェックは定期的に行なってください。

・油彩画の額縁には本来ガラスは不用なのですが、水分を含んだ塵やタバコの煙による空気の汚れから保護するために、
やはりガラス(アクリル)でカバーしたいものです。こうすれば、ほこりの拭き取りも楽にできます。

 

5、額装

・フレームはとってもデリケートです。 科学雑巾や水気のある布で拭くと、表面が変化する場合があるので、
なるべく布目の細かい柔らかい布で 優しく乾拭きをしてあげてください。
木製のフレームは、特に水分や薬品に敏感です。 変色などの恐れがありますので、濡れた布で拭かないでください。
塗装や金箔を使用したフレームは、色落ちや金箔が剥がれたりする場合もありますので、強くこすらないでください。
紫外線が直接当たると、作品だけでなく、フレームも日焼けしてしまいます。 日焼けしたフレームは元に戻りませんので、
くれぐれもご注意ください。

 

6、アクリル

・絵の表面を覆っている透明のアクリルが 汚れていると、せっかくの絵が台無しです。
アクリルはキズが付きやすいので、 普段のお手入れは、化学ばたきなどでホコリをサッとはらう程度にしておきましょう。
表面が汚れてきたら、ほんの少し湿らせた柔らかな布で、 静かに優しく拭いてあげましょう。
アクリルとフレーム(額縁)との境目や四隅のコーナー部分はホコリが溜まりやすい場所です。
小さな筆や綿棒などを使用してホコリ・汚れ等を優しく取り除いてあげてください。
ホコリのついた布面で重ね拭きをすると、キズが付く恐れがあるのでご注意ください。

 

お気に入りの作品を長くご愛蔵していただけますように。

 

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